役員メッセージ
良質なコーポレートガバナンスに基づき、持続的に発展を遂げる会社を目指しています。
こんにちは。監査役の加藤千晶です。
さて、監査役と申しましても、一般にはなじみの薄い役職だと思います。
監査役とは独立した機関として株主の負託を受け、取締役の職務の執行を監査する役目を担っています。
さて、監査するにあたって、私は3つの目をもって行うよう心がけております。
1つ目は、株主の目。ネクスコ・トール関東はネクスコ東日本が100％出資する子会社です。
したがって、当社の企業活動が親会社の経営理念やビジョンを共有し、グループ全体としての価値を高めることに貢献しているかという視点で監査します。
2つ目は、法律の目。会社法は取締役に善管注意義務や忠実義務などを課すとともに、競業取引や利益相反取引などを禁止しており、監査役はその状況を監査しています。
取締役会などの重要な会議に出席し、必要があれば意見を述べるとともに、法律や定款に違反する行為があればそれを差し止めます。
そして3つ目は、世間の目。昨今、企業活動に対する国民の目には非常に厳しいものがあります。
よく会社の常識は世間の非常識などと言われることがありますが、私は常に世間がこれを許すかという視点から会社の行動を観察し、社会が求める道義的責任を果たしているかという視点で監査しています。
このような活動により、監査役は会社の健全で持続的な発展と社会的な信頼に応える良質なコーポレートガバナンスの確立に寄与しています。
当社は、ネクスコ東日本の推進する様々な施策に呼応し、それを支える人材の確保や体制の整備について、より実践的具体的な対策を打ち出し、着実に遂行することが求められています。
厳しい経営環境の下ではありますが、ネクスコ東日本グループの企業価値を損なうことのないよう、不祥事や損害の発生を未然に防止する予防的な監査に私は力を入れてまいります。
株式会社ネクスコ・トール関東は、良質なコーポレートガバナンスに基づき、持続的に発展を遂げる会社を目指しています。
どうぞ今後のネクスコ・トール関東にご期待ください。
株式会社ネクスコ・トール関東
監査役 加藤 千晶
